TeXworks editorの使い方

Last Updated on 2021-05-09

TeXのインストールでTeXLive2021をインストールした人や、その他TeXworks editorを使ったことがない人向けに、TeXworks editorの使い方を説明します。

ある程度PCを使ったことがある人であれば後半の説明は蛇足なので、読み飛ばしてTeXの文章の書き方(基本)等の記事に進んでください。

TeXworks editorとは


TeXworks editorとは、TeXLive2021をインストールした際に同時にインストールしたエディタで、\(\LaTeX\)の文書を書くのに便利な機能が沢山備え付けられています。また、非常に安定しており、文字数が多くなってもサクサク書くことができます。また、GUIでタイプセットを行うことができるため、非常に手軽に\(\TeX\)の文書を作成することができます。

タイプセットとは、エディタで書いた文字やコマンドを元にPDFファイルなどの成果物を生成することを指します。メモ帳等のエディタで書いた.texファイルをコマンドプロンプトでタイプセットすることもできますが、TeXworks editorであれば簡単にタイプセットを行うことができます。

TeXworks editorの使い方


TeXworks editorは、Windowsボタンを押してWindowsメニュー→TeX Live 2021を開くと見つけることができます。

これをクリックして開くと、以下のようなソフトが起動します。

タイプセット


タイプセットを行う際は、文書を作成した後、TeXworks editorの左上にある緑の三角を押すか、Ctrl + Tを押します。(なにも書かれていないと、タイプセットを行ってもなにも出力されません。)

すると、画面下部でログが流れ、しばらくするとPDFファイルのプレビューが表示されます。完成品のPDFファイルは、.texファイルを保存したフォルダに生成されます。

一緒に生成されるよくわからないファイルたちは、内部処理で使われるファイルです。タイプセットするたびに生成されますが、消してしまっても問題ありません。ただし、TeXの文章の書き方(基本)で説明する相互参照の際にはこのファイルが参照されるため、最終的に文書が完成するまでは消さないほうが無難です。

タイプセット中は緑の三角が赤い八角形のキャンセルボタンに変わります。タイプセット中にエラーが発生した際は、以下のようにログに表示されます。

この例では、2行目の\begin\biginになっています。そのため、ログではl.2、つまり2行目でエラーが発生している旨を伝えてくれています。

ログを読むのは抵抗があるかと思いますが、比較的わかりやすくなにが原因でエラーが発生しているかを表示してくれているので、エラーが起きた際には恐れずに読んでみると解決の鍵になります。

基本的な使い方は以上になります。これ以降は必要に応じて読んでください。

設定


TeXworks editorはほとんど設定を変えることなく使用できますが、一応説明をしたいと思います。設定は、編集→設定から開くことができます。

全体


全体タブでは、言語やボタンサイズ、起動時の動作を設定できます。任意に設定してください。

エディタ


エディタタブでは、TeXworks editorで使用するフォントやシンタックスハイライト、エンコーディングなどの設定ができます。任意に設定してください。エンコーディングはUTF-8が無難だと思います。

プレビュー


プレビュータブでは、PDFのプレビューに関する設定ができます。任意に設定してください。

その他


タイプセットタブやスクリプトタブでは様々な設定ができますが、通常は変更する必要はありません。必要がない場合はそのままにしておきましょう。

ファイル


ファイルタブから、ファイルに関する様々な操作を行うことができます。

新規作成


ファイル→新規作成を選択すると、新たなファイルを作成することができます。

開く


ファイル→開くを選択することで、任意のファイルを開くことができます。また、最近開いた文書を選択すると、過去に開いたファイルを素早く開くことができます。

保存


ファイル→保存を選択することで、ファイルを保存することができます。名前を付けて保存を選択すると、名前を変更して保存することができます。

補助ファイルの削除


ファイル→補助ファイルの削除を選択すると、補助ファイルを削除することができます。前述の通り相互参照で必要になるファイルも含まれているので、最終的なPDFが出力されるまでは消さないほうが無難です。


検索→検索や、検索→置換を選択すると、文書から特定の文字列を検索したり、置換したりすることができます。一度に複数箇所を修正したい場合や、表記ゆれを修正する際などに便利です。

フォーマット


フォーマットタブでは、見た目を切り替えることができます。これらは設定から変更可能ですが、一時的な変更であればこちらから変更したほうが手軽でしょう。

行番号表示


エラーを確認する際など、行番号が表示されていたほうが都合の良い場合があります。その際は、フォーマット→行番号表示にチェックマークを入れることで、行番号を表示させることができます。

行の折り返し


文章が改行せずに横に長くなってしまった場合、横にスクロールしないと全文が入りきらなくなってしまう場合があります。その際は、フォーマット→行の折り返しにチェックマークを入れることで、行を自動的に折り返すことができます。

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